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  • 第143回番組審議委員会
  • 第143回番組審議委員会

    開催日時    2023年3月20日(火)

    開催場所    新型コロナウイルス対策として、メールでの対応

    番組審議委員  近藤委員、萩原委員、原田委員、村瀬委員、石丸委員

    会社担当者   黒田周子

    審議番組

    IMABARI 魅力 – 5・7・5
    (4月より – EHIME 魅力 - 5・7・5 に変更)
    DJ愛川
    (火)14:30-15:00
    再放送(金)20:30-21:00

    議事内容

     

    原田委員

    いろんな言葉を挟み込みすぎて、ご本人も「不思議語り」と言われていましたが、内容があまり頭に入ってきにくいです。声は穏やかで聞きやすいのですが、抑揚があまりなくて単調だからかもしれません。「結局何がいいたいねん」ってよくご自分で言われています、それが気になります。そういうトークはそれが個性だと思うし、それはリスナーが思うことであって自虐的過ぎます。自分ツッコミが多いのかな。せっかくいろいろ今治のことや言葉に焦点をあてて話されているのに残念です。
    21日分で、造船について話されていた中で「今治の造船」というつもりで言われたのだと思いますが、「今治造船」と言われていたのが固有名詞の会社名に聞こえました。

    近藤委員

    テーマや話していることについて
    (1)番組のテーマ・話題が、①今治の魅力である場所・人物と、②今治弁の2つとなっています。したがって、地元に根差したコミュニティ放送にとって、「推し」としなければならない番組だろうと思います。しかしながら、①・②のいずれについても、ツッコミ・踏み込みがまだ甘い・浅いのではないでしょうか。①・②のいずれかだけを取り上げるなど、1回ごとにテーマを絞るなどして、もっとディープな意見・感想をおしゃべりした方がよいと思います。話すことがばらけている印象があるために、30分間の番組が薄味になっているように感じました。
    (2)このことを、パーソナリティご自身、自覚があるからか、時々、自虐的に、突っ込んでおられます。そのために、時折、5・7・5要約を入れてみるというアイディア・発想が出てきたのかなとも思いましたが、このようなアイディア・発想もよいと思いますしたがって、このアイディア・発想を元に、その要約を聞けば、その回の番組がイメージできるほどに、より的確なまとめ方を工夫するなど、お願いしたいと考えます。
    他方で、前記テーマ・話題の「伝え方」「話し方」については、「なるほどなぁ」と感じました。丁寧で、はきはきした口調・声質はとても聞きやすいものですが、そのような口調・声質でありながら、それに似つかわしくないような擬音語・擬態語を頻繁に使用するという話し方がとても特徴的でした。その結果、このような話し方は、リスナーを選びそうだなと感じました。つまり、どうしても違和感を否定できないという方もおられるでしょうし、「言葉のセンスがおかしい(誉め言葉)」と喜ぶ方もいるだろうと思いました。むしろ、このような伝え方ができるのは、長所ではないかと思いますので、伝え方・話し方は、この方向性で進化してもらいたいと思います。

    萩原委員

    聞きやすい優しい声から、リズミカルでコミカルな言葉遊びのような語りで番組が進行され、聞いていてクスッと笑えるところがあって良かったです。(少しだけ?昔の)ロボットのような発音(口調)で「とっちらかって、なんのこっちゃ、というわけで」と自身で何度も突っ込み、全てが冗談のように思いきや、その内容をよく聞くと、大島石、今治海事産業、今治の偉人についてなど、歴史を交えて今治の魅力を教えてくれる真面目なものであり、さりげなく今治弁を挟んでいくところにも、DJ愛川さんのあふれる今治愛を感じました。大島石や海事産業は、今もメジャーですが、東大総長を務められた今治市出身の矢内原忠雄さんのことは、今治の何割くらいの方がご存じでしょうか。ネタをどのように集めていらっしゃるのか興味を持ちました。番組タイトルだけ聞くと「短歌、難しいのはわからないかも?」と少し構えるかもしれませんが、詠まれる五七五要約は、潔い直球、超端的で全然難しいものでは無く、私にもよくわかったので、きっと他のリスナー皆さんにもこの直球が届いていると思います。また、番組内でかかる曲が、その日のトピックスに関連していて、改めて歌詞の意味を感じながら聞かせていただきました。
    最後になりますが、「3種類の鉱物がナイスに混じり合ってビューティフルに調和」という大島石の表現、特に好きでした。世の中のいろんなことが、ナイスに混じり合ってビューティフルに進めばいいなあ!(希望)

    村瀬委員

    軽快なテンポの語りで番組全体が既に七五調のリズムで、句読点代わり発する奇声のような合いの手も加わり五七五ワールドに・・・
    取り扱うテーマが今回は造船と矢内原忠雄であるが、いずれ市井の有名人(?)がテーマになると思うが、その時が楽しみでもあり不安要素でもあるので、愛川さんのパーソナリティ―能力に期待している。
    オープニングとエンディングのテーマ曲が長すぎるので、私みたいな高齢者にはちょっとちょっときついかも。

    石丸委員

    声はさわやかでとても聴きやすいです。話す速度は少し早めですが私にはちょうどいいです。「立て板に水」のごとく途切れることなく、たたみかけるように、でも滑らかなしゃべりは素晴らしいと思います。独特で、不思議な言い回しに初めはちょっと違和感を感じましたが、慣れてくると「個性的でよいのかも?」と思います。テーマは今治や愛媛の魅力でとても良いと思います。内容をあと一歩踏み込んで欲しいところです。さらに磨きをかけて今後に期待したいです。